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團さんが愛用した葉巻は?、「HUMIDOR」はシガーにとってはたまらない
Humidor
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▲「パイプのけむり」辞書 ▲煙草に関する単語 ▲煙草、葉巻名に関する単語  ▼夕鶴について〜大久保雅夫

 昨年、日本たばこ総合研究センターの大久保(研究副部長)さんから、「團伊玖磨さんの『オペラ 夕鶴』の鑑賞記について書きました。」と電話があり,この本を送っていただいた。
 装丁といい、内容といい、男の欲望(?)全てを網羅した贅沢な本である。日本国内で、過去にこんなシガー専門の贅沢なマガジンがあっただろうか。もちろん、内容はシガーのためのであるが。
 この本の巻頭にダンヒルの文字を見つけ一寸、興奮を覚えた。
   随分むかし私も若いころに、世の中の趣味人ほどではないが葉巻やパイプを愛用していた。
 ダンヒルの手造りのパイプは垂涎の的でありながら、たまに行くデパートの喫煙具売り場で見たストレート・グレインは、高価な値札がつけてあり、何時まで見つめていても買う余裕などなかった。
 ダンヒルは、馬車に関係したパーツを始祖として、ファッションからパイプへと男の贅沢で一時代を画し、これらは著名な人々にも愛用され、歴史的に二度と再現されないであろう動乱の時代を生きてきた。
 ダンヒルの苦難の道のりは、私達の世代と併行して深く繋がる。
 今は、男のロマンを叶えるアイディアとユニーク発想で最高級の製品をを揃えるイースタン・ロードの「ダンヒル・モートリティーズ」。ダンヒルへの憧憬を引きずりながら生きてきた男達のハートの中に青春への回帰を助長させるように、林由紀夫氏が軽快な文章と素晴らしい写真で男の遊び心、シガーへの愛着とかが、どの頁を開いても溢れていて、これでもか、これでもかとハートを熱くさせる。
 作曲家、團伊玖磨さんが終生愛して止まなかったダンヒルのパイプ。最後まで世界を飛び歩き、詳らかに音楽を構築し、そして、広い交友関係と弛まない好奇心で苦衷の文章を吐露し、誰もが真似の出来ない「パイプのけむり」というピラミッドを積み上げた。
 この100ページばかりの美しい本「HUMIDOR}が、軽妙な文章やフォトグラフで男達に、どんなロマンををもたらすのだろうか、編集者の意図するところを想像するだけで毎号が楽しみになる。(早崎日出太)