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ここに納めた、植物カードは、生前先生が浅沼さんに預けられたもので、植物カードの植物名はトレーの中に収められていた順序で掲載した。iここに掲載した植物カードは、世界の植物辞典の中に統合掲載した。
ただし、先生がカード作成をされていた歴史的事実を残すため、植物名を7区分に分類掲載する。

八丈島に素晴らしい植物図鑑があった
 私は,植物については門外漢だから、植物のことを語る資格はないが、「パイプのけむり」のことを語るとき樹木や花や果物の好きだった先生の植物の知識については避けて通ることは出来ない。
 先生は、八丈島の地図にご自分が歩いた、廻った足跡を記し長い期間多くの花や樹木の観察をされていた。黒潮逆巻く温暖な、そして豊富な雨量、地熱を利用した巨大な広さを持つ温室など八丈島は、草や木や花の宝庫である。ハイビスカス、ストレチア、いそぎく、やぶつばき、へご、びんろうやし、酔芙蓉、ハマユウ、たぶ、明日葉など400種近い植物が群生する。先生の作成されたカードには、これらの植物がほとんど網羅されているということになる。
 もちろん先生は、島内を一人で歩かれた場合もあるが、案内をされた島の友人たちが何人も同行された、そのことは「パイプのけむり」にも、度々、書かれている。
 河骨や古代蓮の権威である紬屋吉平の浦澤さんから水性植物について指導を受けたように、島でも、植物ウォッチングをする際には、必ず、島の人たちの指導を受け植物の観察をされたに違いない。
 その上、先生は世界各国から種を仕入れてはアトリエの周りに、種を蒔き、移植し虫を取り、枝を払い、育てられた。
 しかし、厳しい自然の中で育つ花には、それなりの環境対応を身につけている。
 芽が出て、花が咲き、実をつけ、そして葉を落とす。「パイプのけむり」には、このような歳時がこと細かく記されていて、どんな花なんだろう、どんな木なんだろうと好奇心が頭をもたげる。
 前書きが長くなってしまったが、先生の友人の一人が素晴らしい「八丈島の野生植物図鑑」を作成されている。
約370種、920点の写真により島内の植物を紹介している。この図鑑は、制作された石川さんによれば、まだ全体は網羅されておらず版を重ね完璧な収録をしたいとおっしゃっていた。
 写真は、本人が撮影され、画面構成やプログラミングについては島内の人々の共同制作と伺ったが、植物の全体像、開花、着実など島内に居住している人にしかできない素晴らしい作品となっている。付録として八丈島の四季の風景写真が100点収められているのも楽しい。
 八丈島の植物を観察する、「パイプのけむり」を読む際ににはぜひ座右に置きたい図鑑である。
                               (Windows PC用)
タイトル「八丈島の野生植物図鑑」 制作著作:陶工房「のら」 製作者:石川豊壽
   Ver.1.1,2002.11.15
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