竹浪 明 全仕事
映像・写真・舞台・著作
 私が、竹浪さんにお会いしたのは2,3度だから、彼の仕事に対して何かを云うのはどうかと思うのだが、「私の知人のカメラマンです。」と、宮本さんから紹介された長髪のカメラマンは、どこかの肖像画で見た音楽家に似ていて親しみが持てた。
 最近、音楽会の席でご本人から何冊かの写真集を見せていただいた。
 骨相、面相、手相と言うなら、写真や絵画にも写真相や絵相などがあると、いつも、思うのであるが、彼の写真集には彼の思想が隅から隅までコピーされているように思ったのである。。
 写真を見ると、その人の生き様や、心の動きが手に取る様に理解できるのであると言いたくなるのである。
 だから、彼の写したアルバムの頁をめくるたびに、彼の優しさや、それを裏付けるように対象物のレンズを通して見る万物が鮮やかなハーフトーンの光彩を放っているのである。あたかも、印象派の絵のようにである。
 象が好きだとおっしゃる彼の写真集の、象たちは優しさに満ちていた。人と家族を構成していた。
 子象が親象や大人の象に囲まれ、労られている状況を写した作品は、その1枚、1枚が見る者を優しく抱きしめるような光景を写し出していた。植物も花も、蝶々や、トンボや、昆虫類も辺りの雄大な景観の中に柔和な表情でひらめき、羽音を響かせていた。
世界を旅し、未開な国や天災や地震の地の援軍にもなるという。星の王子様のように世界に優しさを配っているのかも知れない。
でも、一緒に食べた海鮮ラ−メンには、何故か感動していた。食べ物にも優しいらしい。(早崎日出太)
 上に掲載した象の写真は、彼から送られて来たぞうさんだ。團伊玖磨先生がご生前にお見せしたかったと、何時も彼の写真を見るたびに思うのである。動物園でしか見たことのない巨体で町中をノッシノッシと歩く姿を想像するだけで温かなスリランカの陽光の煌めきが見えてくるようで彼の歩んだぞうさんとのドラマが重なるのである。
 童謡「ぞうさん」は、誰もが一度は、歌った歌、親子のぞうさんの姿が彼の写真にあったのでお借りして掲載した。早崎日出太
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竹浪明の頁

スリランカ
世界遺産写真展