パイプのけむり     團伊玖磨・全仕事 トップ頁へ  著作目次へ   関連図書目次
書  名 価 格 編 者 発行所 頁数 寸  法
グレート・スモーカー
~歴史を変えた愛煙家たち~
740円 祥伝社新書編集部 祥伝社 236
110×178×10
 
 初版:2006.09.05
協力:財団法人たばこ総合センターたばこと塩の博物館
青羽芳裕(読売新聞東京支社)/大久保雅夫(財団法人たばこ総合センター研究副部長)/
川床邦夫(財団法人たばこ総合センター特別研究員)/竹石健(有限会社未来工房 代表)/
谷田有史(たばこと塩の博物館主任学芸員)/並木芳夫(キタロウ:ユーモア集団「TABASCCO」所属)/
林由紀夫(CIGAR REPUBLIC 代表)


No タ イ ト ル 職業 たばこの銘柄 生年・没年 備考・頁数
プロローグ                                                                    
たばこにに出会った最初のヨーロッパ人                                                
たばこの故郷、新大陸アメリカの人々
儲け損なったコロンブス
ヨーロッパ人喫煙事始め
「王妃の薬草」と呼ばれたたばこ
イギリス人にはパイプが似合う
兵士が広めたヨーロッパのたばこ
たばこの日本伝来
 紙巻たばこを愛した人々
紙巻たばこを愛した人々
紙巻たばこの種類
夏目漱石 小説家 朝日 1867-1916
寺田寅彦 物理学者 朝日 1876-1935
内田百閒 小説・随筆家 朝日 1889-1971
菊池寛 小説・劇作家 キャメル 1888-1946
芥川龍之介 小説家 ゴールデンバット 1892-1927
徳川無声 俳優 ゴールデンバット 1894-1971
北原白秋 詩人 敷島 1885-1942
山本周五郎 小説家 ピース 1903-1967
坂口安吾 小説家 ピース 1906-1955
10 小津安二郎 映画監督 ピース 1903-1963
11 池波正太郎 小説家 チェリー 1923-1990
12 市川崑 映画監督 チェリー 1915-
13 明治天皇
大正天皇
国主 特別なたばこ 1852-1912
1879-1926
14 毛沢東 政治家 特別なたばこ 1893-1976
15 ジェームズ・ボンド 小説の主人公 特別なたばこ 1926?-
 葉巻を愛した人々
葉巻の歴史
現代に葉巻を広めた男
16 ウィンストン・チャーチル 政治家 1874-1965 英断
17 吉田茂 政治家 1878-1967 英断
18 J.F.ケネディ 政治家 1917-1963 英断
19 フィデル・カストロ 政治家 1926- 英雄
20 チュ・ゲバラ 政治家 1928-1967 英雄
21 グラント将軍 軍人 1822-1885 英雄
22 アーネスト・ヘミングウェイ 小説家 1899-1961 自然
23 開高健 小説家 1930-1989 自然
24 小説家 1962-1922
25 團伊玖磨
「パイプのけむり」にある煙草
作曲家 ロメオ・イ・フリエタ
コイーバ
1924-2001 美・138頁
26 アーノルド・シュワルツネッガー 俳優 1947ー 筋肉
27 力道山 プロレスラー 1924-1963 筋肉
28 大錦卯一郎 相撲 1891-1841 筋肉
 煙管を愛した人々
刻みたばこの歴史
煙管の形と種類
刻みたばこのトップブランド「国府たばこ」
29 古今亭志ん生(5代目) 落語家 1890-1973
30 桂文楽(8代目) 落語家 1892-1971
31 幸田露伴 小説家 1867-1947
32 小泉八雲 日本研究家、小説家 1850-1904
33 樋口一葉 小説家 1872-1896
 パイプを愛した人々
パイプの歴史
パイプの種類と楽しみ方
34 石川欣一 新聞記者 1895-1959
35 ダグラス・マッカーサー 軍人 1880-1964
36 フィンセント・ファン・ゴッホ 画家 1853-1890
37 シャーロック・ホームズ 探偵 1854、7?-1957
38 ウォルター・ローリー 探検家 1554-1618
39 ウィリアム・シェクスピア 劇作家 1564-1616
40 ポカフォンダス
ジョン・ロルフ
煙草裁培(夫婦) 1595-1617
1585-1622
41 エル・フマドール マヤ遺跡に描かれた神 7世紀
ちょっと一服
コラム①ピース発売秘話
コラム②映画の中の葉巻
コラム③マイ・ネーム・イズ・ニコチアナ・タバカム
コラム④歌舞伎役者の喫煙具~知らざぁいっていって聞かせやしょう~
コラム⑤煙草は四匁女房が一匁~江戸時代の煙草屋の看板と看板娘~
コラム⑥遊女と喫煙具~ちょっと、一服差しなんし~
コラム⑦イギリスの青年外交官が見た日本の煙草
コラム⑧漫画に登場するパイプ
コラム⑨北米先住民の神聖な喫煙具
 番外編
歴史の中の嫌煙者たち
 番外編
もう一つの楽しみ たばこと切手
コロンブスがアメリカ大陸から全世界にもたらした煙草は、500年目の今その紫煙は全世界の隅々まで浸透し、多くの人々を慰謝すると同時に、健康を損なうという理由から「禁煙化」が叫ばれている。
 しかし、煙草がどんな人々に愛され、どんな場所で喫煙されたかとなると、第三者には興味があり、詮索したいと思うのである。とくに、著名人となれば尚更知りたいと思うのが」当たり前である。
 断片的にはあるもののこのような形で纏められたものがあっただろうか。
 この本を纏められた方たちは、主に、煙草を広い分野から研究される機関、財団法人たばこ総合研究所の方々の筆になるものだが、200ページそこそこに偉大な41人の人々をを紹介するとなると、もう少し、その喫煙の主を知りたいと思う強い欲求に駆られる。
 でも、ここに出場するそれぞれの偉大な人々には、他人の書いた評伝があり、著作があり、自分自身で語られたり、書かれたエッセイがあるからそれを熟読すればよい。
 この著書では、紙巻タバコ、葉巻、煙管(きせる)、パイプの4部に分れ、天皇、政治家、小説家、音楽家、俳優、映画監督、スポーツ選手、軍人、画家などの著名な人々が紹介されている。
 私の尊敬する團伊玖磨さんには、「パイプのけむり」というタバコとともに生きた膨大なエッセイがある。  
 パイプを燻らせながら小鳥と対話しながら書かれたエッセイはその紫煙の中から著されたと言っても過言ではないだろう。
 「賣韻の徒であっても、賣文の徒ではない」と「パイプのけむり」の筆を折られ、「香りの烟のように、パイプの紫煙のように空に昇って消える事こそ、長夜の夢の果てに似つかわしい事と考えて、一切、継続の話には乗らなかった。」と、「パイプのけむり」の最後の巻のあとがきに書いておられる。1964年6月5日から2000年10月13日号まで37年間続いたのである。
 私も、往年、たくさんの量の喫煙をした時代があった、だからというわけでもないがたばこを飲む人々の気持ちは、解らないではない。
 この本に触れて意を強くする人もいるだろうし、歴史の中に見え隠れするタバコが果たした役割について思いを馳せる人も居るだろう。 日本にいつ伝来し、どんな人がタバコと接したか興味深いものがある。その辺は、研究所の方々に深く探求していただくことを期待しよう。(早崎日出太)