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夏休みしちゃう?
書 名 価 格 編 者 発行所 頁数 寸 法
夏休みしちゃう?
武富島の風とにおい
1,000円 文芸社 48 128×190×7 

 西田(大沼)恵子の始めての画集「俺はごろにゃん太」に続いて写真集「夏休みしちゃおう?」が出来た。
 彼女は、人物を写真にする独特の目を持っている。持っていると言うと変な表現だが、人の表情を捉える技に長けている。どのシーンにも彼女の目とカメラが連動しているように思えてならない。シャッターチャンスがすこぶるいいいのである。人物の最もいい瞬間を良い表情を捉える。その上、色彩感覚と画面構成が確かである。
 彼女も結婚して、子どもが生まれ勤めながら子どもとの生活を楽しんでいる。
 この写真集は、その一部だと思う。
 この島の人たちの笑顔が素敵だと書いている。この写真集では三分の一は、島の人、三分の一は子どもの、後の三分の一は島の自然、紺碧の空、透明な海と白砂の浜、親子三人がこの島で過ごした幸せが見えてくる想像しただけで楽しくなる。欲を言うなら、島の人の笑顔がもっと、もっと欲しかった。
 竹富島は、南西6km、周囲9.2キロメートル、人口350人弱の八重山諸島の中にある島で石垣島から高速船で10分の位置にある。芭蕉布の産地でもある。暖国の花は、カラフルな黄花夾竹桃(キバナキョウチクトウ)、ハイビスカス、ブーゲンビリア、黄花夾竹桃(キバナキョウチクトウ)、パパイア(Papaya)、フクギ(福木)、ホテイアオイ(布袋葵)、クリナム(Crinum)、ナンヨウサクラ(南洋桜)、ギンネム(銀合歓)、花暦、シマムラサキツユクサ、ムラサキカタバミ、クマツヅラ等が季節ごとに咲き競う。
 明治時代中頃までは、「武富(タキドゥン)」と言ったらしいが、正確には発音できないが、現在は、地域の人たちは、竹富 (テードゥン)と読むと琉球大学で八重山の民俗音楽を継承している学生さんにお聞きした。正確には、沖縄県八重山郡竹富町と標記されている。この美しい島は、映画「星砂の島 私の島」、「ニライカライからの手紙」の撮影地として有名である。
 この写真集は、習作だと思う。素敵な自分史だ。だけど、今しかない今の島の人の顔をもっと撮って欲しい。
 あの悲惨な戦争を経験した人々がどんどん少なくなる。あの悲惨を味わった人々の笑顔こそが写真集を見る人の心を打つに違いないと思うのは、戦争を経過したからいえるのかも知れない。(早崎日出太)

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